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News from FAUN TIME
01 11月 2008

ジーン・ピットニー「ルイジアナ・ママ」

さて、今回もオールディーズの名曲についてツラツラと書いてみます。
取り上げるのはGene Pitneyの「Louisiana Mama」。1961年のリリースです。
日本では飯田久彦さんがカバーして大ヒットとなりました。
(蛇足:飯田久彦さんはいまはエイベックス・エンタテインメント取締役だそうです)。

この動画ではジーン・ピットニーのオリジナル版~飯田久彦さんのカバーと続けて聞けます。
ぜひ比較して楽しんでみて下さいな。

ジーン・ピットニーは2006年のツアー先のイギリスで亡くなるまで現役で頑張ってはった人ですが
この「ルイジアナ・ママ」。実は本国ではまったくと言って良いほど知られてないそうです。
Wikipediaの英語版を見ても、見事にチャート圏外。
日本では飯田久彦さんの他にも藤木孝さんが同時期カバーして、大ヒットしたために
「あ~の娘はルイジアナママ~やってきたのはニューオリ~ンズ♪」というフレーズは有名ですし
「ルイジアナママ」というお店がGoogleで検索したらたくさん出てくるのも、
この楽曲がいかにこの日本で愛されたか、という立派な証拠になるわけです(笑)

この人、実は歌手だけでなく音楽作家としても大活躍してはりまして
例えば、リッキー・ネルソンの「ハロー・メリー・ルー(Hello,Mary Lou)や

「ダドゥ・ロンロン」でお馴染みのクリスタルズのヒット曲「ヒーズ・ア・レベル(He’s a Rebel)」

ボビー・ヴィーの「ラヴァー・ボール(Rubber Ball)」

なども実はジーン・ピットニーの作品なんですな。

ジーンは1962年に「リバティバランスを撃った男((The Man Who Shot) Liiberty Valance」
(バート・バカラックの作品!)

でアメリカで2位に輝き、それ以降は着実にヒットを飛ばしますが
チャートアクションを見てみると70年代以降はイギリスでの活動を主に行っていたようです。

1989年にはマーク・アーモンドとのデュオで1967年の自身のヒット
「Something’s Gotten Hold Of My Heart」でUKチャート1位を獲得しています。

そんな彼も2006年、イギリスツアー中のホテルで66歳にてこの世を去ります。
肉体は滅びても、名曲はずっと残っていく・・という事ですね。

ちなみにこの「ルイジアナ・ママ」。
演奏する際にはこんな会話がよく交わされます。

A:「あ、そうそう。ソロ後はどっちに行く?」
B:「あ、サビで」
A:「了解」

ジーンのオリジナルも、飯田久彦さんのカバーもギターソロの後はちゃんとAメロに戻るんですが
なぜかソロ後はサビに行く短縮バージョンがよく使われています(笑)

FAUN TIMEもしっかりとこの伝統(?)を踏まえて短縮バージョン&英語歌詞で
ギターのEddieがにぎやかに歌っております。

ライブに遊びに来た際にはぜひリクエストしてみてくださいね!

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